2009年06月13日

保育園の歯科検診

みなさんこんにちは、長野県松本市梓川 まちの歯医者さん 
やまと歯科診療所 
院長 犬飼 健です

11日に梓川東保育園で歯科検診がありました

保育園は毎年春と秋に2回行われます

保育園や幼稚園の園児の検診はいつも寝かして行います



(今回写真撮らなかったんで、昨年の写真を拝借)

担任の先生は一人一人持ち上げて寝かすので大変ですが
正面に向かい合っての検診は奥歯が良く見えなかったりするんで
このスタイルでいつも行ってます

せっかくの検診です、間違ってはいけませんからね

今年も0歳からの未満児から5歳になるお兄ちゃんお姉ちゃんまで200名ほどでした

丁度12時過ぎにお昼が終わるので、お昼寝で寝てしまう前に早速行います
お子さんが寝ているのをたたき起こして検診なんてかわいそうですよね

他の検診ではあまり融通が利かない先生もいるとかいないとか
子供最優先でいきましょうよ

と、そんな具合で1時間程で検診終了

で、やはり気になるのは過去検診で虫歯があったにもかかわらず治療をしていない歯が有る事
中でもほとんどの歯が全滅に近いほどの虫歯は特に気になります
今回は200人中4人程そんな子がいましたが、検診した我々にも、もっと何かアプローチできる事がなかったか
反省もさせられます
何とか歯医者に行ってもらいたいものです

ということで保育園に注意の紙を作りましたので
内容を掲載します

何かの参考になれば幸いです
(長い内容になってます、暇な時に読んでみてはいかがでしょう)




なんで虫歯になるの?

その1、細菌

◎生まれたばかりのお子さんのお口の中には細菌はいません。
ほとんど親が最近を感染させるのです。
・ 親の使った箸でお子さんに食事をさせた事はありませんか?
・ スプーンに取ったご飯を親が口で温度を確かめた事ありませんか?
・ 確認したままお子さんに与える事ありませんか?
★ これらはかなり危険な事ですので注意が必要です。

お父さん、お母さんのお口の中には300~700種類の細菌が1000億繁殖していると言われます。
細菌の塊をプラーク(歯垢)と言いますが、爪楊枝の先にちょっとついたプラークに2~3億の細菌がいます。
例えば便所の便器に付着している細菌は8~10億程度ですから、皆さんのお口の中はかなり汚いんですよ。
こういった何気ない、お子さんのための行為が、細菌を感染させるのです。
お口の中に細菌の数が少なければ少ないほど虫歯になるリスクは低くなります。
ですから、食事を注意した上で毎日しっかり歯を磨く事が重要です。

では、いつまで注意したほうが良いんでしょう?
口腔内の細菌の支配は3歳までに決定されます。3歳までに虫歯菌以外の細菌が繁殖し、支配していると
いざ虫歯菌が繁殖しようとしても繁殖できない環境になってしまうんです。
「俺って虫歯になった事がないんだ」と言う方たまにいませんか?
その方の口の中は虫歯菌がたくさん繁殖できない環境になっていたのです。
ですから3歳までは頑張ってください。チューもほっぺた止まりにして下さね。

歯磨きは毎食後磨く事が良いのですがなかなかそうもいきませんよね。
ですが一つだけいえるのが、夜の食事が終わってからしっかり磨く事をお勧めします。
夜寝ている間は唾液の量が極端に少なくなります。皆さんも朝起きた時にお口の中が粘っこい事があると思います。これは唾液の量が少ないために粘っこく感じられるのです。よって細菌が唾液に長される事無く歯にまとわり付き虫歯を作ります。そうさせないためにも夜しっかり磨く事は重要といえます。

その2、歯の質

歯は生えたときはまだ完成された歯ではありません。乳歯は約1年半~2年ぐらい、永久歯で約2~3年かけて完成されます。だから、生えたばかりの歯は一番虫歯になりやすいのです。
ではその歯がいかにして強くなるか?
唾液や食事などによりフッ素を摂取しながら強化されます。よく歯医者さんで「フッ素を塗りましょう」と言うのは、フッ素によって歯を強くする効果があるのです。
高濃度のフッ素を定期的に塗布する事はとても重要な事です。
予防先進国アメリカでは飲み水にフッ素を入れています。ペットボトルのミネラルウォーターにもフッ素が入っているものもあるくらいです。
それによって日本より糖の摂取量が多いのにも関わらず、虫歯のリスクはとても低いのです。

その3、お口の中の環境

お口の中の環境とはpH(ペーハー)の事です。
人間は誰しも食事をしますが、飲んだり食べたりする事によってお口の中は酸性に傾きます。このpHというのが厄介なもので、酸性に傾くほど歯が溶けやすくなります。
歯はpH5.4から溶け始めます。ですから食事と食事の間をしっかり空ける必要があります。
それはだらだら物を食べ続けないという事です。食事の時間をしっかり決めて食事する時はしっかり食べる、 そして次の食事またはおやつまでは何も食べないようにする事が大事です。
もしそのときにのどが渇く事もあるでしょうが、そんなときは水(pH6.9)又は麦茶、玄米茶(pH6.0)などは中性により近いため飲んでいただいても構いません。

また、特にお子さんのためと思って100%果汁のジュースや乳酸菌飲料などを飲ませる傾向もあるようです。
果汁のジュースの酸っぱさは、酢酸。乳酸菌飲料。共に酸が強い飲み物です。

特に注意が必要なのは炭酸飲料です。
コカコーラのphが2.2。とてもphが高く最も気をつけなくてはなりません。
また、お熱をだした時など小児科の先生がスポーツドリンクなどを勧める事があります。
それを“熱が出た時に飲んでいいんだから普段も飲ませても良いんだ“と勘違いされる方も非常に多いです。
スポーツドリンクなどのイオン飲料は熱を出した時の脱水症状の際早く水分を吸収してもらうのにはとても有効な飲みの物です。しかしこれを常時飲ませていると、イオン飲料の吸水性に体が慣れてしまい普通の水などの吸水性が劣る体になってしまう心配もあります。もちろんイオン飲料は糖分が高いので虫歯のリスクも高くなります。

お子さんに何を食べさせるかは親御さんの判断に任されています。良かれと思っていろんな甘い物を与えるのも結構ですが、“知らぬが仏”与えなければ欲しがる事もない事を考えながらお子さんの食生活をしっかり考えましょう。
“乳歯は生え変わるから大丈夫”などと言う事はまったくありません。乳歯を大切にしないと、お子さんの予防意識は一生芽生えません。今の時期の予防はお子さんの一生を左右すると言って過言ではありません。


以上の事が虫歯を作らない要因となります。痛み出してからの治療に苦労するよりも,予防処置を積極的にする事により健康管理する方が,実際に治療を受けるみなさんにとって,心理的にも,時間的にも,経済的にも有効と考えます。しっかり予防をして絶対に歯を削られないようにがんばりましょう!!






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Posted by ちょんまげ at 10:42Comments(0)わ歯歯歯歯