日歯生涯研修セミナー

ちょんまげ

2008年08月25日 12:46

松本市 まちの歯医者さん 
やまと歯科診療所 
院長 犬飼 健です

昨日、日本歯科医師会主催の日歯生涯研修セミナーが松本歯科大学にて行われました。

当医院から私とへーゼル先生が出席しました。

今回の講習は「いつまでもおいしく食べていただくために」 総義歯編。
まずは長野県歯科医師会会長 一志 忠廣先生の挨拶
そして講師の紹介でした

午前中の講演は 
岩手医科大学教授 鈴木哲也先生の講演
「顎堤吸収が著しい現代無歯顎症例への対応」

午後の講演は
東京都にてご開業の 矢崎 秀昭先生の講演
「上下顎総義歯難症例への取り組み」
でした



中でも、矢崎秀昭先生は先代の故矢崎正方先生が構築した無口蓋義歯の継承者です。

私の父、犬飼啓元先生も故矢崎先生に無口蓋義歯の製作方法をご教授いただき現在では
数少ない無口蓋義歯の製作にあたっています。

なぜ矢崎正方先生に無口蓋義歯を教わったかといいますと、戦時中東京都新宿区にお住まいだった矢崎先生が
故郷の茅野の近くと言う事でこの松本に疎開されたと言うことです。

その頃父は旧制中学時代だったようで、そこで終戦を迎えたと話してくれました。
私の祖母犬飼房江先生とよくマージャンをしていたと父は付け加えました。
内緒の話だったようですがもう時効ですよね。
今頃あの世で一緒に打ってるかも知れません。

そんな事もあり前日の夜は犬飼啓元先生は前夜祭に行ってきたようです。
懐かしいお話ができたと喜んでいました。

さて、講演はといいますと
総義歯製作についてのお話
今後老人の人口は益々増加の一途をたどり
より難しい総義歯の方が増えるとのこと

矢崎先生、鈴木先生共にとてもわかりやすく興味深い講演をされ
今日からの臨床に役立つお話でした

最後に会場に聴講されていた叔父、犬飼康元先生と記念撮影



犬飼康元先生も松本市の沢村にて犬飼歯科医院を開業されています。地図はこちら
ボーイスカウトでは知らない人はいないほどの方です。

ボーイスカウトは私の祖父犬飼 翠が初めて松本にもってきたようで、私も中学生の頃までやっていました。
ボーイスカウトあがりは料理もできるし結構使える人材が多いと自画自賛しちゃいました。

ま、機会があればそんなお話もまた。

話はそれましたが、今回矢崎先生のお話を聞いて
なかなか父親に聞く事のできないような事を聞けたように思いました。
有意義な1日となりました。









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